ドアを閉める
「シュルル...カチッ」
リートベルト締め、
「カチッ」
キーを回す…
「ファ、ブファァァ」」」
小さな1000ccのエンジンを載せた車は乾いた音を奏で、少女の手によって7日間の旅の始まりへと向かった...
......
偏差値も良い方だし、評判も良い高校だから。それと、都民なんだから都立に行かなきゃおかしい!
とのことで、都立護国高校に入学した千早咲は驚いていた。
『え?なんで。入ろうとしたバスケ部が無くなっている...ただでさえ私の住んでいる場所から学校まで遠いというのに街のスポーツクラブにでも入れとでも言っているの?』
彼女はそう昼休みに部活動一覧表を見ながら考え込んでいた。
(因みに彼女は登校時間が一番かかる生徒だ。何故かって?家が都で唯一の村にあるのだ!)
そんな彼女に
「ねえ?咲は部活何にする?」
幼馴染でもあり、中学時代同じバスケ部だった椎名 由紀は声を掛けた。
「わかんない私。由紀ちゃんはどうするの?」
「ま、そこまで深くは考えてないよ。そこにある「救護部」って言うのは興味あるけど。」
「コレ、救護委員会とかの間違えで、印刷ミスとかじゃないの?」
「え?違うよ。まさか知らないの?なんか、5年前にできた資格で、救済ナントカ資格ってあるじゃない。あれって〈ヨンク〉とかいうの限定で自動車免許取れるのは知っているよね?」
「んん。」
「それを活用したものでさ、その〈ヨンク〉って車でアジアのどっかの国とか北海道で走らせるわけ。」
「アジアって... 北海道もアジアだよ。というか由紀ちゃん結構深く考えてるよね。」
「ふふっ」
照れるように由紀は笑った。それを察した咲は、
「それで、由紀ちゃんはその救護部に入りたいの?」
「まあ、、、ねっ...」
「そっか... 私は帰宅部でいいかな。家遠いし。」
すると、由紀は思いっきり、
「ねえ、私と一緒に入ってくれない?お願い!!」
と怒鳴った(?)
流石にいきなりだったのでたじろいだ。
気を取り直し、
「嫌」
と言うと、今度は嫌な目線をし、こう言った。
「アナタ、この学校で同じ中学校だったの私しかいないわよね。咲みたいな性格でこの学校に打ち解けていけるつもり?もし、入らなかったら咲とは相手しないわよフフフ...」
核心を突かれてしまった。そう、咲自身、実はそれが一番心配だったことで実は中学校時代の咲と由紀以外の生徒は皆、隣の県の高校、もしくは親の仕事の後継をしている。その為、由紀は咲にとってある意味生命線なのである。でも、流石に縁を切られることはないだろうと思ったが、良く考えなくても、彼女は途轍もなく頑固なのである。
もうここまで来たら、こう答えるしかない。
「わかった。入るよ。」
「やったー!咲が入ってくれた!」
ニコニコしながら小躍りする。実に分かりやすい性格だ。
「そういえば、私たち以外に女子部員いるの?」
「勿論!いるよ~。いなきゃ誘わないって」
「マネジャーとかいうオチはないよね」
「大丈夫だって!そんなことはないから。私が咲を騙したことなんてある?」
咲は「ある」と答えようとしたが、物心ついた時から由紀を扱ってきた彼女にとって、「ある」と答えたら、これ以上は危険な事はない(話がもっとクドく、長くなる。)との判断から発言はせず、首を横に振るだけに留まった。
・・・・・・
「とりあえず、入部届け、出そうか。」
「そうだね!」
......
倉庫の前には救護部部員8人の全員、集まった...
参る!四駆道!?
あとがき?
今回、とりあえず試作品として作ったわけですが、その後のストーリー展開は出てくるのに、体力が追いつきません。というか、ずっとPCの画面を見るのが辛いです。喉もすぐ乾くし。なんか体が火照ってくるし...意味わかんないです。もう...
とりあえず、登場させようとしている車の写真でも載せましょっか。
①スズキジムニー1000 (SJ40)
多分主人公が乗るであろう車です。
②三菱ジープJ37(J36)
ディーゼルにするかガソリンにするかで迷っています。J38でも良いのですが...
乗る人はこの後登場するということで。
③トヨタランドクルーザーBJ44V
やはりコイツが来なきゃ始まらない!
④スズキジムニーJB23W
超小型RRとして活躍してもらおうと思います。
⑤三菱ジープJ55
ジムニーと同じ突撃型四駆として仲良く頑張ってもらいます。
ざっと挙げてみましたが、こんなもんですかね?他にもLRやRR、DF、チェロキー、ラングラーとかも出してみたいと思います。ラダ・ニーヴァやオースチンアントとかも出してやりたいものですね。
それでは、続くかどうかわかりませんが、ありがとうございました。


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